研修医・医学生のみなさまへ

研修プログラム

初期研修プログラム

消化器内科の特徴
消化器は大きく消化管と肝胆膵に分かれます。疾患が多岐にわたるため、1~2ヶ月の研修期間内に消化管や肝臓、胆膵の各診療チームをローテートしていただきます。それぞれのローテート中に、消化管では上下部消化管腫瘍・胆膵疾患、食道胃静脈瘤、炎症性腸疾患について学び、肝臓では肝障害、肝炎、肝癌について学ぶことができます。
研修体制について
消化器内科の研修は主に病棟での研修としております。病棟医長、診療チームチーフらの指導に加え、患者を担当する主治医がサポートします。診療チームチーフあるいは主治医は各サブスペシャリティをもっているため、患者さんごとに指導医に相談することができ、専門的な治療方針や知識を経験することが可能です。研修医の先生方が、質問しやすい雰囲気をつくるよう心がけております。
消化器内科の魅力
消化器内科といえば、検査や治療手技が多いことが挙げられます。具体的に、末梢静脈確保や中心静脈確保、胸腹水穿刺などの一般内科的な手技はもちろんのこと、腹部超音波検査・腹部血管造影検査・上下部消化管内視鏡検査・胆膵内視鏡検査・小腸内視鏡検査などがございます。超音波検査や内視鏡検査についてはモデルやシミュレーター(クリニカルスキル・トレーニングセンター)を利用し、検査手技を学ぶことができるため、研修医の先生方より非常に好評をいただいております。また、毎週月曜日・金曜日の病棟カンファランス(新患紹介)時には、教育的な症例の詳細な検討のみならず、若手医師向けのレクチャーもおこなっており、多彩な疾患について最新の知識と治療方針を学ぶことができます。
挙児希望の方へ
性別に関わらず、挙児希望の方には放射線被曝を避けるプログラムを準備しております。

久留米大学病院 臨床研修センター

後期研修(専修医)プログラム

後期研修(専修医)プログラム
卒後3~5年目(内科専門研修)
初期研修を終了された先生方を対象に、消化器・肝胆膵の専門医を目指して消化器病領域全般にわたる幅広い知識と技能を習得していただくことを目的としています。大学病院(基幹病院)1年、教育関連病院(連携施設)2年の研修を行います。大学病院では、消化管や肝臓、胆膵の各診療チームをローテートし、病棟業務を行います。各グループに所属する専門医・指導医の指導のもと、豊富な症例経験が可能です。また1年間の大学病院研修中に、基本的な検査手技(上下部消化管内視鏡検査、腹部超音波検査、腹部血管造影など)の習得を行います。教育関連病院では、指導医のもと、医療現場の最前線で病棟・外来業務のほかに、治療手技(内視鏡的ポリープ切除術など)の研修も行い、消化器内科医としての基礎的な知識、技術を身につけていきます。
卒後6年目以降(サブスペシャリティ領域研修)
消化器内科医としてのトレーニングを積みます。各関連病院などで勤務するとともに、新専門医制度においては卒後6年目以降に受験資格を得て、内科専門医を取得することとなります。また日本消化器病学会、日本消化器内視鏡学会、日本肝臓学会などサブスペシャリティ領域の専門医取得を目指します。さらに希望に応じて国内留学や海外留学も可能です。
卒後8~10年目以降
多くは大学病院に帰学し、専門グループに所属します。病棟業務に加え、専門性の高い検査(AIを用いた下部消化管内視鏡検査)・治療手技(消化管早期癌に対するEMR/ESD、静脈瘤に対する内視鏡的治療、胆道ドレナージ、ERCP、肝細胞癌に対するRFA/TACE、消化器癌に対する化学療法など)を習得します。基礎研究・臨床研究を開始します。
挙児希望の方へ
性別に関わらず、挙児希望の方には放射線被曝を避けるプログラムを準備しております。
後期研修(専修医)プログラム
後期研修(専修医)プログラム

スキルラボ

当院には2018年に「クリニカルスキル・トレーニングセンター」が、医学教育研究センター運営下に総合診療棟に発足しました。当科では同センターと協力し、特に医学生や研修医・専修医向けに、消化器内視鏡や超音波検査シュミレータを用いた効果的な技術の習得実習を行なっています。

スキルラボ

バーチャルリアリティ気管支・消化器内視鏡トレーニングシュミレータ
「アキュタッチ」

スキルラボ

心臓・腹部超音波検査トレーニングシュミレータ
「CAE バイメディックス(CAE VimedixTM Cardiac, VimedixTM Abdo)」

クリニカルスキル・トレーニングセンター

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