研修医・医学生のみなさまへ

留学

氏名 留学先 留学場所 写真を見る
井出 達也 Roche Molecular Systems USA
古賀 浩徳 Brown University
(Liver Research Center)
USA
川口 巧 The University of Texas
Southwestern Medical Center
(Biochemistry Department)
USA
吉田 隆文 University of California, San Diego USA -
竹田津 英稔 Cedars-Sinai Medical Center USA
桑原 礼一郎 Beth Israel Medical Center USA
山崎 博 University of Oxford England -
安倍 満彦 Karolinska Institute Sweden -
岩本 英希 Karolinska Institute Sweden
阪上 尊彦 The Ohio State University Wexner Medical Center USA -
堤 翼 The University of Chicago USA 現在留学中
鈴木 浩之 UT Southwestern Medical Center USA 現在留学中
橋本 修 九州大学生体防御医学研究所 Japan -
岡部 義信 京都第二赤十字病院 消化器科  Japan
中村 徹 九州大学心臓血管研究施設 Japan -
吉田 隆文 九州大学生体防御医学研究所 Japan -
渡邉 靖友 新潟大学医学部臨床病理学 Japan -
深堀 理 国立がん研究センター中央病院 Japan
大内 彬弘 新潟大学医学部臨床病理学 Japan -
下津浦 康隆 国立がんセンター東病院 Japan -
後藤 諒介 新潟大学医学部臨床病理学 Japan 現在留学中
阪上 尊彦
オハイオ州立大学 正門前にて

オハイオ州立大学留学記

平成22年入局 阪上 尊彦

はじめに

米国オハイオ州立大学への2年間(2021年7月〜2023年6月) の海外留学から帰国した今、“一人でも多くの若い先生に海外留学に挑戦して欲しい!”と思っています。
以前より海外留学希望があったわけではなく、英語・英会話は大の苦手、海外留学なんて自分とは全く無縁のもの、と考えていた私が、どのような経緯で海外留学することになり、異国の地でどのような経験をし、帰国した今、何を思うのか述べていきたいと思います。

岩本 英希

カロリンスカ研究所留学記

平成19年入局 岩本 英希

留学のきっかけ

久留米大学消化器内科での後期研修を終え、肝臓癌に興味があった私は消化器内科の大学院に入学しました。基礎研究で大学院へ入学する場合は、臨床から離れ、基礎研究のみを行う事も多いのですがが、久留米大学消化器内科の大学院では大学に来られる様々な疾患、病態の患者様に触れ、深い臨床経験を積みながら、基礎的な研究をすることができます。私の場合は、進行期の肝臓癌に対する血管造影を用いた治療を大学で専門的に習得しながら、肝臓癌の血管新生について基礎的な研究を行い、学位を取得しました。臨床を行いながら、基礎的研究を行うことで、実際の診療現場で出会う様々な問題、疑問を基礎的研究で解決する事ができるのです。大学院で臨床と研究を行っていましたが、次第にその経験・知識をどのように世界に発信、表現するべきか?、世界に通用する研究レベルとは何か?と感じるようになり、海外での留学経験を積みたい気持ちが日に日に増していきました。そういう気持ちが高まる中で、消化器内科主任教授である鳥村拓司先生がスウェーデン、ストックホルムにあるカロリンスカ研究所のYihai Cao先生と2006年に共同研究をし、Gastroenterologyに論文が掲載されていたという経緯もあり、2012年に客員研究員として有給で雇用して頂けることになりました。

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